【古希】70歳のお祝いに喜ばれるプレゼントの選び方を解説

家族や知人に70歳を迎える人がいる場合に、古希のお祝いにぴったりなプレゼントを贈りたいでしょう。しかし、一方で古希のお祝いについて以下のような意見もあります。

「古希のお祝いに必要な費用はどれくらい？」

「古希のお祝いにおすすめのプレゼントは？」

「古希のお祝いで注意すべきことはある？」

そこで本記事では、古希のお祝いにおすすめのプレゼントの選び方について解説します。また、古希のマナーを知っておくとプレゼントを選びやすくなるでしょう。

古希は70歳を迎える人のお祝い

古希（こき）は70歳を迎える誕生日でお祝いします。かつての中国では70歳まで生きる人が稀（まれ）だったことから、日本でも江戸時代から「古稀（こき）」としてお祝いするようになったといわれています。現代の漢字では「古希（こき）」が使われています。

もともとは元旦の日を迎えるごとに加算する数え年でしたが、今では誕生日を迎えてからお祝いされるようになりました。必ずしも誕生日にお祝いしなければならないことはないので、家族が集まれるタイミングで古希を祝うといいでしょう。

古希のテーマカラーは「紫」

古希のテーマカラーは紫色なので、昔から紫色の物を贈る習慣があります。紫色は染料が貴重だったことから、位の高い人でしか身に着けられない色として特別視されていました。ちなみに紫色に近い藍色も古希のお祝いで使われています。

のしの水引は蝶結び

古希のお祝いに掛けるのしの水引は「何度でも繰り返す」意味を持つ蝶結びを選びましょう。表書きは「古希御祝」が基本です。また、水引の色は紅白、金、銀がおすすめです。

古希のお祝いの費用相場

古希のお祝いに必要な費用は贈る相手との関係性によって変動します。古希は身内でお祝いするので、家庭の状況次第で予算も異なります。特に厳格なマナーはありませんが、一般的な平均相場は5,000～30,000円です。両親の場合は希望次第で10,000～100,000円までのプレゼントがいいでしょう。また、現金を包む場合は10,000～30,000円の範囲で贈るのがおすすめです。メッセージカードも添えると特別感のあるお祝いになります。

古希のお祝いでプレゼントを選ぶときのポイント

古希のお祝いでは紫色を取り入れた物がいいでしょう。日常生活で使いやすい物や身に着ける物がおすすめです。特に決まったルールはないため、物以外にも旅行や食事で思い出をつくったり、希望に合わせて好きな物を贈るのがポイントです。古希のお祝いでおすすめのプレゼントを具体例を挙げながら紹介します。

紫色を取り入れたプレゼントを選ぶ

プレゼントで迷ったら、古希のテーマカラーである紫色を取り入れた物がおすすめです。たとえば、マフラー、セーター、座布団などシンプルなデザインがいいでしょう。古希では紫色のちゃんちゃんこもありますが、あまり使う機会がないので選ぶ人も少ないようです。年寄り扱いの印象を受けるような物は避けるのが親切です。

ライフスタイルに合わせて選ぶ

70歳を迎える人のなかには家にいる時間が長い人もいるため、日常生活で使える物がいいでしょう。老舗のお菓子やお酒など特別感がある物も紫色もあれば、古希のお祝いにぴったりです。また、女性であれば、紫色を取り入れた花束も喜ばれるでしょう。

思い出に残るものを選ぶ

古希のお祝いには物にこだわらず、思い出に残る写真や旅行もおすすめです。家族で協力してフォトブックを作成したり、家族旅行として一緒に思い出をつくるのもいいでしょう。1冊のアルバムがあれば、あとから家族と一緒に過ごした様子をいつでも見返せるメリットがあります。

古希におすすめのお祝い3選

近々、古希を迎える人がいる場合に何かお祝いをしたいと考える人も多いでしょう。人生の節目では楽しく過ごしてもらうのが大切です。家族で食事会、家族で旅行、特別感のあるプレゼントを例に具体的なお祝いについて紹介します。

家族で食事会

高級感のあるホテルやレストランでお祝いするよりは、ささやかに家族だけで食事会を開きたい人もいるでしょう。家のテーブルを家族で囲んで食事を楽しむだけでも、お祝いされる人にとっては嬉しいはずです。外食であれば、個室の部屋がある料亭もおすすめです。

家族で旅行

70歳を迎える人にとっては孫がいるケースも多いでしょう。普段はなかなか会えないからこそ古希のお祝いで家族旅行に行くと楽しい思い出づくりになります。両親や祖父母に楽しんでもらえる旅行も選択肢の1つです。体調がいいときに行くのがおすすめです。

特別感のあるプレゼント

特別感のあるプレゼントといっても無理して高級な物である必要はありません。気持ちを込めて作ったメッセージカードだけでも嬉しいでしょう。元気な人にとっては年寄り扱いされると不快に感じる人もいます。どうしても物を贈りたい場合はプレゼントに手書きでメッセージを書くだけでも喜ばれるでしょう。

古希のお祝いで注意すべきポイント

古希は長寿のお祝いなので、苦痛や死を連想させる物は縁起が悪いため、なるべく避けましょう。たとえば、髪をとかす「くし」は「9（苦）・4（死）」となります。また、ハンカチは「手切れ」とも言い換えられるので、別れの意味を持ちます。しかし、現在では意味を気にせずに手軽なプレゼントとして贈るため、相手の希望に合わせて贈りましょう。

古希のお祝いで迷ったら長寿を願うものがおすすめ

70歳とはいえども若々しい人もいるので、年寄り扱いされたくない人が多い歳です。古希のお祝いで迷ったら長寿や健康維持を願うものがおすすめです。人生で1度しか訪れない古希では楽しく過ごしてもらうように、前もって本人の希望を聞き出して計画を立てましょう。

さいごに

最近では古希のお祝いで「お肉ギフト」が注目されているようです。お肉好きのおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントはもちろんのこと、少子高齢化が進んだ影響か、家族みんなの思い出になるものや、自分では買わないけれど、もらったら嬉しいものが選ばれるようになってきました。

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